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提案資料はスライドからHTMLへ|パワポの先で起きている地殻変動

#AI活用

「提案資料はパワーポイントで作るもの」——この常識が、いま静かに崩れ始めています。私たちはこの1年、重要な提案の多くをスライドではなく「HTMLページ」で作るようになりました。きっかけはAIですが、理由は受け手の反応がまるで違うからです。

シリーズ最終回の提案資料編の続編として、この地殻変動の話を書きます。

スライドという形式の限界

パワーポイントは「会議室のスクリーンに映して、口頭で補足する」ために設計された道具です。そのため、構造的な限界があります。

  • 1枚の枠に情報を切り刻むため、話の流れが分断される
  • 数字が静止画なので、「もし条件が変わったら」に答えられない
  • スマホで開くと文字が読めない
  • 送った後の資料は、説明者がいないと半分も伝わらない

これまで代替がなかったから、誰も疑問を持たなかっただけなのです。

HTML提案書とは何か

HTML提案書は、一言でいえば「その提案のためだけに作られた1つのWebページ」です。スライドの代わりに、スクロールで物語のように流れる構成。そして決定的な違いが動くことです。

たとえば料金シミュレーター。スライダーを動かすと、先方の条件に合わせて試算がその場で変わる。導入後の効果予測も、前提を変えれば数字が動く。受け手は「説明を聞く」のではなく「自分で触って納得する」体験をします。スマホでもきれいに読め、共有はURLを1つ送るだけです。

実際、私たちがHTML提案書を使い始めてから、商談の入り方が変わりました。「これ、どうやって作ったんですか」から会話が始まるのです。提案の中身の前に、提案の形式が「この会社は違う」を伝えてくれる——地方の会社が最初の信頼を獲得する武器として、これは小さくない効果です。

なぜ今、可能になったのか

答えは単純で、AIがHTMLを書けるようになったからです。

以前なら、インタラクティブなWebページの制作はWeb制作会社に数十万円で発注する仕事でした。それが今は、提案の筋とデザインの方向性を伝えれば、AIエージェントが数時間で形にします。パワポを作るのと変わらないコストで、桁違いの表現力が手に入る。コスト構造が崩れたことで、「提案書の常識」そのものが書き換わりつつあるのです。

これはスライド作成をAIと分業するの、さらに一歩先の変化です。道具の進化が、成果物の形式ごと変えてしまう——AI時代にはこういうことが各所で起きます。

使い分けの目安

とはいえ、すべてをHTMLにすべきではありません。私たちの使い分けはこうです。

  • HTML提案書が向く場面: オンライン商談、意思決定者に転送されていく提案、シミュレーションを見せたい提案、体験や世界観が価値になる提案
  • 従来のスライド/PDFが向く場面: 印刷して配る会議、ページ番号で議論する審議資料、先方の指定形式がある場合

要は「読み手がどこで・どうやって見るか」から逆算することです。形式は目的に従います。

まとめ

提案資料の地殻変動は、パワポの優劣の話ではなく、「AIによって表現のコストが崩れると、成果物の常識が変わる」という話です。そしてこの変化は提案書にとどまりません。報告書が対話型ダッシュボードになり、マニュアルが検索できるAIになる。次の常識を先に使い始めた会社が、次の標準を作ります。

「うちの提案資料もHTMLにできるのか」と思われた方は、お問い合わせからお気軽にどうぞ。実物のサンプルをお見せしながらご説明できます。


この記事の要点

  • スライドは「会議室で映して口頭補足する」ための形式であり、分断・静止画・スマホ非対応という構造的限界がある
  • HTML提案書は「提案のためだけの1つのWebページ」。料金シミュレーター等が動き、受け手が「触って納得する」体験に変わる
  • 可能になった理由はAIがHTMLを書けるようになり制作コストが崩れたから。パワポ並みのコストで桁違いの表現力
  • 使い分けは読み手の閲覧環境から逆算。印刷・審議はスライド/PDF、オンライン商談・体験訴求はHTML

OhEN Groupでは、熊本・九州を中心にAI導入支援・AI研修を提供しています。

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