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AIでWebアプリを作ってみる|「自分専用」と「チーム公開」の間にある壁

#Claude Code#AI活用

前回はWebページの公開までを扱いました。次に多くの人が挑戦したくなるのが「Webアプリ」——見るだけのページではなく、入力したり計算したり保存したりできる、道具としてのWebです。

そして、ここに大事な分かれ道があります。自分専用のアプリと、チームに公開するアプリは、難易度がまったく別物だということです。この違いを知らずに進むと、思わぬところでつまずきます。

自分専用アプリの世界は、驚くほど手軽

まず朗報から。自分ひとりで使うアプリなら、AIで驚くほど簡単に作れます。

  • 見積もり金額を入れると粗利率が出る計算ツール
  • 日々の営業メモを整形して保存するツール
  • 複数のエクセルを決まったルールで結合するツール

この種の「自分の業務の困りごとを解決する小さな道具」は、Claude Codeに頼めば数十分でできます。自分のPCの中だけで動かすなら、公開の手続きすら不要。道具を「探す」時代から「作る」時代へ——これはぜひ体験してほしい感覚です。

チーム公開で突然現れる、4つの壁

ところが「便利だからチームでも使いたい」と思った瞬間、要件が一気に増えます。

  • 認証: 誰が使えるのか。社外の人に見られてはいけないなら、ログインの仕組みが要る
  • データの置き場所: 自分のPCではなく、全員がアクセスできる場所(データベース)にデータを保存する必要がある
  • 同時利用: 2人が同時に編集したらどうなるか。上書きで消えないか
  • 面倒を見る人: 壊れたとき、誰が直すのか。作った人が異動したら?

たとえるなら、自分のノートに書くのと、チームの共有台帳を運用するのとの違いです。ノートは自由に書けばいい。しかし台帳には、誰が書けるか、どこに保管するか、破れたらどうするかのルールが要ります。

判断基準: どこまで自分で、どこからプロと組むか

私たちがおすすめしている線引きはこうです。

  • 自分専用・部署内の数人で試す → AIと一緒に自作してよい領域。壊れても業務が止まらない範囲で
  • 全社で使う・顧客データを扱う・業務が依存する → 設計段階からプロ(社内エンジニアや外部パートナー)を入れる領域。自作した試作品を「要件のたたき台」として渡すと、外注の精度と速度が劇的に上がります

大事なのは、自作の経験がムダにならないことです。自分で一度作ってみた人は、外注するときも「何が難しくて何が簡単か」の土地勘があるので、見積もりの妥当性も、要件の伝え方も、まるで変わります。

つまずきポイント

  • 顧客の個人情報をいきなり載せない: 練習段階ではダミーデータで。本物のデータを扱うのはガードレールと設計を整えてから
  • 「動いている」と「安心して任せられる」は別物: デモで動くことと、毎日の業務を預けられることの間には距離があります。その距離の正体が、次回のテーマです

次回は、アプリを支える裏側——デプロイ・サーバー・データベースの概念をかみ砕きます。

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この記事の要点

  • 自分専用の業務アプリはAIで数十分で作れる時代。「道具を探す」から「道具を作る」への転換はぜひ体験を
  • チーム公開になると認証・データの置き場所・同時利用・保守という4つの壁が一気に現れる
  • 線引きは「壊れても業務が止まらない範囲は自作、全社・顧客データ・業務依存はプロと組む」
  • 自作経験は外注時の要件定義力・見積もり判断力として必ず活きる

OhEN Groupでは、熊本・九州を中心にAI導入支援・AI研修を提供しています。

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