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生成AIでできること④報告資料編|データ集計から資料化まで一気通貫で

#AI活用#事例

毎週金曜の午後は週次報告づくりで潰れる。月初は月次資料の準備で他の仕事が止まる。会議の前日は資料の体裁を整えるだけで夜になる——報告資料は、多くの会社で「作るのに使う時間」が「読まれる時間」を大きく上回っている業務です。

「生成AIでできること」シリーズ第4回は、報告資料の作成です。

ビフォー: 報告のための報告になっていないか

報告資料づくりの実態は、だいたい3つの作業に分解できます。①各所からデータを集めて集計する ②先週・先月との差分を確認する ③フォーマットに流し込んで体裁を整える。

よく見ると、この3つはどれも「判断」ではなく「作業」です。つまり、AIに任せられます。報告業務の本来の価値は「数字を見て、次の一手を考える」ことのはずなのに、作業に時間を奪われて考える時間がない——これが多くの現場のビフォーです。

AIに任せると、こうなる

データの場所とフォーマットさえ決まっていれば、報告資料づくりは全自動に近づきます。指示文の例です。

週次報告を作ってください。
・売上データと案件管理表(いつもの場所)から今週分を集計
・先週比の増減と、その主な要因を1行ずつ
・いつもの週次報告フォーマットに流し込んで保存
・気になる変化があれば「所見」欄に書いてください

私たちの場合、こうした報告書やダッシュボードの類はほぼ自動化されており、定例会議のアジェンダ作成も、全員の週次活動を見てAIが用意する状態になっています。以前は週1時間かかっていた作業がゼロです

面白いのは「所見」欄です。AIは数字の異変(特定商品の急減、特定顧客への依存度上昇など)を淡々と拾ってきます。人間が見落としがちな変化の一次検知としても機能するのです。

つまずきポイントと対処法

  • フォーマットを先に固定する: 毎回形式が変わると、AIも人も混乱します。まず「この形」を決めて、AIに覚えさせてから自動化するのが近道です
  • 数字の検算を仕込む: 報告資料の数字は間違えられません。集計結果を別の方法で再計算させる「検算込み」の指示にしておくと安心です
  • 所見を鵜呑みにしない: AIの所見は仮説の提示として優秀ですが、最終判断の根拠には一次データの確認を。「考える時間」こそ人間の仕事として残す部分です

「作る時間」を「考える時間」へ

報告資料の自動化で得られる最大の成果は、時短そのものではなく、報告の位置づけが変わることです。金曜午後の作業がなくなった分、数字を見て議論する時間が生まれる。報告が「提出物」から「意思決定の材料」に戻るのです。

次回はシリーズ最終回、提案資料の作成編です。

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この記事の要点

  • 報告資料づくりの実態は「集計・差分確認・流し込み」の3作業で、いずれもAIに任せられる
  • フォーマットとデータの場所を固定すれば全自動に近づく。所見欄を持たせるとAIが数字の異変を一次検知してくれる
  • つまずき対策: フォーマット先行 / 検算込みの指示 / 所見は仮説として扱い最終判断は一次データで
  • 最大の成果は時短ではなく、報告が「提出物」から「意思決定の材料」に戻ること

OhEN Groupでは、熊本・九州を中心にAI導入支援・AI研修を提供しています。

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